36年ぶりの自力出場でパリ五輪に臨むハンドボール男子日本代表「彗星(すいせい)ジャパン」が、因縁の相手と対戦する。

16日にフランス・クレテイユで組み合わせ抽選が行われ、日本はスペイン、クロアチア、ドイツ、スロベニア、スウェーデンとA組に入った。クロアチアは2月に急きょ辞任を申し出たダグル・シグルドソン前監督が指揮。総当たりで、各組上位4チームが準々決勝に進む。

日本はシグルドソン前監督の辞任を受け、今月3日にスペイン1部バルセロナを率いるカルロス・オルテガ氏(52)の7年ぶりの代表監督復帰を発表した。同監督は抽選結果に「どの相手と対戦しても簡単ではない。全ての試合を決勝戦のつもりで準備し、ベストを尽くさなければならない」と強調。その上で「五輪王者や欧州王者(フランス)がグループに入っていないことは最善かもしれない」と前向きに捉えた。21年東京五輪は1勝4敗の11位。2大会連続の大舞台で、さらなる躍進を目指す。